玉川遠州流 斉藤森蒼宗匠碑

しおたろう | 2012/9/3 10:24
写真登録: しおたろう
茶道の先生でしょうか。
蒼という字かわかりませんが、一番近いのがこれだったので蒼としました・・
秋田県 大仙市 大曲須和町一丁目 6-7
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齋藤森蒼宗匠碑は、齋藤森蒼が喜寿(77歳)となりました昭和38年7月の建立で、石碑の裏側
に、「昭和三十八年七月 門下生一同」と刻まれています。

齋藤森蒼(さいとう・しんそう)
 1887年~1977年(明治20年1月25日~昭和52年1月31日)、享年91歳。
 本名:サキ。号:森蒼。庵号:指月庵。住所:大川寺近くの須和町1丁目6-27。
 12歳にして茶道を志し、冨樫森月に入門して茶道の稽古にはげみ、程なく流底を究めて茶道の
 大成を成し遂げました。以来、数十年間、数百名の門下の育成と流発展のため尽力され、その
 功によって、昭和38年8代家元宗晋宗匠(7代家元宗夢宗匠は昭和36年隠居)より宗匠脇を免許
 され、十徳を授与されております。
 年間行事として初釜、免状式など年5回の茶会を催し、更に昭和45年には旧大曲市の依頼に
 よって大茶会を主宰し、同年大曲市ライオンズクラブの依頼により野点の茶会を催しております。
 その喜寿にあたっては、門下の鎌田森容、津村森茂らが中心となり、門下生一同の謝意を結集
 して大川寺に宗龍宗匠碑、冨樫森月宗匠碑とならんで、齋藤森蒼宗匠碑が建立されました。
 『秋田に於ける玉川遠州流 その源流と発展 津村宗窮/著 茶道玉川会秋田県支部 昭和46
 年』は「昭和10年4月から29年の間、県立大曲高等学校茶道教授として活躍され、更に引き続
 いて6年間県立角館南高等学校茶道教授として女子教育に貢献されました」と説明しておりますが、
 石碑には「県立大曲高等学校の茶道教授として約30年、角館高等学校茶道部に26年間茶道を
 教え、教えを受けた生徒は1万名に及ぶ」とあります。
 これによって見ても、齋藤森蒼がいかに茶人としてまた師範として秀でた人であるかが伺われます。

碑文のまま
 指月庵森蒼名ハ齋藤サキ 明治二十年一月二十五日大曲町ニ生ル
 十二才ヨリ玉川遠州流ヲ富樫森月宗匠ニ学ビ若年ニシテ其ノ
 蘊奥ヲ極ム 爾来子弟ノ茶道教育ニ専念シ其ノ数二百名ヲ超ユ
 又秋田県立大曲髙等学校ノ茶道教授トシテ約三十年角館高校茶道
 部二六年間其ノ教ヲ受ケシモノ一万名ニモ及ビ宗匠ノ文化ニ盡サ
 レタ功績ハ実ニ大ナルモノアリ 宗匠ノ喜壽ヲ祝イテ之ヲ建ツ 
  昭 和 三 十 八 年 七 月       門下生 一同
   高階光夫撰 棟方宏源書
    設立発起人 鎌田森容 津村森茂 細谷森格 和知森碧 井上森栄

 注1:「大曲髙等学校」は「髙」、「角館高校」は「高」となっている。
 注2:「富樫森月宗匠」は誤記で、「冨樫森月宗匠」が正しい。


齋藤森蒼の略歴で、下記がよりわかりやすい内容です。
 昭和38年、茶道玉川遠州流8代家元の大森宗晋宗匠
 (7代家元大森宗夢宗匠は昭和36年隠居)より、
 宗匠脇を免許され、十徳を授与されております。


大仙市大曲 大川寺に建つ玉川遠州流の三石碑
 大曲は横手とならんで200年程前の古くから茶道玉川遠州流が
 流布した地で、大川寺の門前には、当流の明治~昭和における
 大曲地区発展の史実を示す「玉川遠州流三石碑(中央:大森宗龍宗匠碑、
 右:冨樫森月宗匠碑、左:齋藤森蒼宗匠碑)」が建っております。
siotarou
小林さん、詳しい情報ありがとうございます!