室生ダム建設の碑

いひかわ | 2012/3/17 21:23
写真登録: いひかわ
【表】
室生ダム建設の碑

【裏】
 室生ダムは 淀川水系木津川上流総合開発計画の一環として 名張川上流宇陀川につくられたもので下流の髙山ダム 青蓮寺ダムとともに淀川水系の髙水流量を低減させる洪水調節の役目を果たし 不特定かんがい等用水の補給並びに水道用水供給を行なうため 昭和40年度から事業を開始し 昭和49年度に完了したものである  計画の大綱は 昭和41年7月淀川水系水資源開発基本計画の一部変更により決定され 室生ダム及び初瀬水路の建設事業を水資源開発公団が事業主体となって実施したのである
 宇陀川の水は 室生ダムにより貯流され 島谷導水路から室生川の水をも導き入れ 水道利用のために初瀬水路を経て大和平野へ供給される
 室生ダムは昔から宇陀川の水を大和平野へ分水する意図のもとに 先人たちにより それぞれ企画され幾たびか実行に及んだものであるが 下流三重県名張市の農産業等の発展を阻害するものとして地区住民の反対にあい いずれも実を結ばなかったのであるが このたび下流流域関係者の協力により 困難な分水問題も円満に解結したので水資源開発公団が室生ダム建設所を設置し 建設を行ったのである
 奈良県は 大和平野市町村の水不足を解決しようとする画期的な県営水道供給事業を創設し その宇陀川系統水源として 室生ダムにより貯溜される水を受け その宿願を達成したのである  かくして宇陀川の水は水道水となって 奈良市 天理市 生駒市など大和平野外周部の髙位部に位置する諸都市へ供給されることとなった
 ここに室生ダム建設の経緯を誌して永く記念するものである
昭和49年4月
奈良県 宇陀市 室生大野 3846
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